大気物理学特論I & 流体地球物理学特殊講義II
平成11年度は「大気大循環」について話します。

主な項目は以下の通りですが、これら全部をやるには時間が不足で、この中からいくつかを選択することになる予定です。詳細はこれから検討しますので希望があればメールを下さい。
 なお、私はあまり講義に慣れていないのでわかりにくいことが多々あるでしょう。おかしな所があればどんどん注文をつけて下さい。

1.基礎方程式
2.帯状平均場と平均子午面循環の力学
 ○非断熱加熱分布
 ○熱帯収束帯とハドレー循環
 ○波動平均流相互作用
 ○大気の全エネルギー収支と変換過程
 ○成層圏の微量成分輸送
3.大気の大規模波動
 ○線形波動論
 ○大気の基準(固有)振動
 ○ロスビー波、ケルビン波、内部重力波、大気潮汐
 ○準2年振動
4.温帯低気圧
 ○傾圧不安定論
 ○温帯低気圧の構造
 ○前線
5.台風
 ○第2種の条件付不安定(CISK)論
 ○台風の構造
 ○台風の気候学