<オゾンのデータ同化>
<波動平均流相互作用と平均子午面循環>
<アジアモンスーンを支配する物理過程>
<関東地域メソ解析>
<宇宙ステーション搭載ライダーによる風観測計画>
上の図は1998年4月に気象庁より東北大学に移った時点で考えたサイエンスプランである。気象庁数値予報課で15年ほど数値予報モデルの開発を続けてきたが、大学でもこれまで手がけていたテーマを研究の出発点にするつもりである。長期計画を持ち続けることは大切なことであり、しかもそれを柔軟に見直すことは更に大切である、と考えている。
図の左端は数値予報課で直接関係していた課題で、その後の発展の道筋を偏見に基づいてスケッチした。それぞれが大変大きな問題でとても一人で出来るものではない。この中から研究体制が整った課題について学生や他の研究者と協力しながら取り組みたいと考えている。もちろん、予期せぬ展開は研究の醍醐味であり、異なる方向に進む自由度も十分残しながら...