<オゾンのデータ同化>
 オゾンのデータ同化は数値予報課と環境気象課の共同プロジェクトである。1994年に検討を始め、1996年に本格的な開発に着手しました。現在もっともホットなステージにさしかかっている。この計画の目的はオゾンの実況環視・予測情報を提供(環境気象課)するとともに、数値予報モデルの予報変数として放射加熱率の計算精度を向上させることである(数値予報課)。また、衛星データのリトリーバルにおいてオゾンの第一推定値の精度を向上させることで気温や水蒸気の解析精度を向上させる。  現在は化学輸送モデル(化学反応計算+輸送計算)の開発が中心である。このモデルの精度向上を図り実況監視予測システムを構築する。また、全球数値予報モデル(大気大循環モデル)と結合しオゾン量と大気大循環の相互作用を調べる。