災害覚書
2011年の東日本大震災の当時,自身で直接感じたことを忘れないためのメモです.
少しでも参考になれば幸いですが,災害は被る季節・時間・場所などによって,状況が全く異なるので,
そのつもりでご覧下さい.
・役立ったもの
1. 手回しラジオ 正確な情報,電源不要
2. 石油ストーブ ACの要らない反射式 (ファンヒータはダメ)
暖房のほか,お湯を沸かせる,簡単な料理ができる
灯油の在庫(2缶分)があったのは幸いだった
3. 簡易トイレ 防災グッズの1つ ダンボールで組み立てるもの
水が無い間,大変重宝
その他 冷凍食品 涼しい季節なら融けても食べられる.
ケータイ電話は通信機器としてほとんど役に立たなかった.
171を含め,直後の通話は通じず.メールがわずかに可能
そのうち電波も届かなくなった(中継局の非常電源が尽きたため)
・子供の引き取り
日ごろいざというときの行動を家族で話し合っておくことが極めて重要
いろいろなパターン 不在時など
当日は2時間かけて歩いて帰宅した
我が家には自閉症の子供がいる.帰宅時には玄関先でうずくまっていた.
自閉症の人は,日ごろと違う状況は苦手なはずで,よくおとなしくしていた.
障害者のいる家庭は,避難所に行くことは大変困難.
気がついたら桜の季節になっていた.
遠い昔の出来事のような,ついこの間のような不思議な感覚だった
各地からの援助には心から感謝した.
特にライフライン復旧に関して 大阪ガス,東京ガス,下関水道...
みちのく震録伝