研究テーマ
大気と地表面間のエネルギー・水交換
一言で言うと上のような題目になります.
「どんな気象条件,地表面状態を与えられても
エネルギー・水交換量を知ることができる」
ようにするのが当面の(究極の?)目標です.
特にこれまで,地表面が
積雪や
植生で覆われている場合について研究してきました.
また,積雪と植生が共存すると
いろいろ面白いことがおきますので,
これもテーマとしています.
研究手法は主にモデルの開発とそれによる計算・考察,
検証のための観測ですが,必要に応じてデータ解析も行っています.
関係する研究機関や以下のような関連プロジェクトとの関わりを通して,
モデルの高度化,モデルと観測データをつなぐ仕事をしていこうと考えています.
関わってきたプロジェクト等
GAME
1995年以来,参加してきました.
特にシベリア域は植生,積雪そして凍土といった様々な要素がそろっており,
私にとってはたいへん興味深いフィールドです.
SnowMIP
積雪モデルに関する国際比較です.
フェイズ2として,森林における雪過程のモデル比較
SnowMIP2
が実施されました.
CliC
「気候と雪氷圏」に関するプロジェクトです.
iLEAPS
陸域−大気間のインターフェイスを幅広く扱っています.
CREST/WECNoF
北方林地帯における水循環特性と植物生態生理のパラメータ化
地球研シベリアプロジェクト
温暖化するシベリアの自然と人
−水環境をはじめとする陸域生態系変化への社会の適応−
GRANDE
氷河減少に対する水資源管理適応策モデルの開発 ボリビアの氷河融解に関する研究です.
GRENE北極気候変動研究事業
特に陸域システムの変動と気候への影響に関わりました.
気候変動適応技術社会実装プログラム(SI-CAT)
ダウンスケーリング課題の共同参画技術開発機関として参加しました.
統合的気候モデル高度化研究プログラム(TOUGOU)
テーマC「統合的気候変動予測」に参加しました.
地域気象データと先端学術による戦略的社会共創拠点(ClimCORE)
領域再解析の利活用を目指しています.
気候変動予測先端プログラム 領域課題3 日本域における気候変動予測の高度化
地域・流域スケールにおける極端現象のメカニズム解明を目指しています.
所属学会
日本気象学会
日本雪氷学会
水文・水資源学会
日本地球惑星科学連合
American Meteorological Society
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