高須賀大輔助教が主著のマッデン・ジュリアン振動 (MJO) の経年変化についての論文が JGR: Atmospheres 誌に掲載されました

高須賀大輔助教が主著の論文が、米国地球物理学連合の国際誌 Journal of Geophysical Research (JGR): Atmospheres に掲載されました。熱帯インド洋から西太平洋における大規模(水平数千kmスケール)な雲群の組織化と東進で特徴づけられ、様々な気象・気候場に全球的な影響を与える要因として知られている「マッデン・ジュリアン振動(MJO)」の活動度の経年変化がなぜもたらされるかを論じたものです。数年スケールの顕著な熱帯大気海洋変動であるエルニーニョ・南方振動(ENSO)と、約28ヶ月周期で成層圏の東西風が交代する成層圏準2年周期振動(QBO)の "協働" がMJOの活動度を左右する上で重要であることが明らかとなりました。

論文情報:Takasuka, D., Kohyama, T., Suematsu, T., & Miura, H. (2025). ENSO and QBO Controls the Favorableness of the MJO Realization Cooperatively. Journal of Geophysical Research: Atmospheres130(2), e2024JD042116.
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# 本論文は『東北大学2024年度オープンアクセス推進のためのAPC支援事業』によりOpen Accessとなっています。